feeltone musicご入稿ガイド|音源マスターについて
CDプレス用マスターについて
feeltone musicではCDプレス用音源マスターについては「DDP」でのWeb入稿またはCD-RやDVD-Rメディアでお送りいただくことを基本とさせていただいております。当店では専用サーバーの用意はございませんので、ギガファイル便などのファイル転送サービスやDropboxなどでアップロードし、担当者までお知らせください。
CD-RやDVD-Rに音源を直接書き込んだもの(PMCD)でも受け入れ可能ですが、ブランクディスク、ライティングソフト、ドライブでそれぞれデータが改変される可能性があるのに対し、DDPマスターのほうが改変リスクが比較的少ないとの観点から、原則としまして2020年4月ご入稿分よりCD-RやDVD-Rに直接書き込んだメディアをご入稿いただいた場合、当店でDDPマスターに変換して工場に送る措置をとっております。
■PMCD受け入れ手数料…1CDにつき¥1,100
DDPマスターを書き込んだCD-RやDVD-Rをお送りいただく場合は無料です。
CDの収録時間について
CDの収録時間は74分42秒までで最大99トラック(曲)です。これはプリギャップ(曲間の空白部分)も含みます。2003年以降に製造された多くの再生機器では79分程度まで再生可能になりましたが、古いオーディオ機器では再生出来ない場合があるため、プレスCDとしては推奨しておりませんが動作保証外をご了承いただければ製造受け入れ可能としております。
CDプレス用マスターのフォーマットについて
DDPマスター、PMCDいずれも、44.1kHz/16Bitのwavまたはaiffファイルから作成してください。レコーディングおよびマスタリング時には、さらに高いレベルのフォーマット(いわゆるハイレゾ)で作業が行われていることが多いため、その場合はコンバートが必要となります。この作業はフリーソフトなどでも簡単に行えますが、良質のコンバートツールを利用することでレコーディング時のクオリティーをなるべく保ったマスターを作成することが期待できます。マスタリングエンジニア様にお任せいただくことがベストと考えますが、当店にコンバートをご依頼いただくことも可能です。何らかの事情でmp3やaacなど圧縮音源をCD化する場合に適切なフォーマットにコンバートする作業も行っております。
■コンバート作業料…1ファイル¥550
ただし、1つのCDで5曲以上コンバートする場合は¥2,500を上限とします。要するに5曲以上は1つのCDに入るなら¥2,500以上は掛からないということです。
DDPマスター作成の注意点について
DDPマスターはDisc Description Protocol 2.0形式で保存してください。現在マスタリングスタジオで一般的に使用されているDDPマスター書き出しアプリケーションは全て対応しています。
DDPマスター書き出し時にJANコードやISRCコードと、必要に応じてCD-TEXT情報を入力しておく必要がありますので、各種コードの取得はマスタリング時までに手配してください。当店でもJANコードとISRCコードの取得が可能ですので必要に応じてご相談ください。
<CD-TEXTにつきまして>
2020年より国内CDプレス各事業者および日本レコード協会による統一見解として、CD-TEXT(文字情報)の取り扱いについて、対応機器の新規製造がないことと、現存する表示可能機器でも表示エラーや、機種によって表示内容にバラつきがあるなど、不安定または不具合が生じる可能性があるため、CD-TEXT情報が入っているマスターであっても、予告なくCD-TEXT情報を削除して製造する方針となりました。
なお、JANコードおよびISRCコードの情報が含まれているマスターについては、CD-TEXTの有無にかかわらずそのまま残りますのでご安心ください。
※PCなどで曲名やアーティスト名などの情報を表示する仕組みは、Gracenoteという別の仕組みとなりますので、今回の措置とは関係ございせん。
<Gracenoteにつきまして>
なお、近年はCD-TEXTではなく、Gracenoteを利用した文字情報の提供が普及しておりますので、文字情報を含めたい場合はそちらも併せましてご検討ください。GracenoteはiTunesなどのPCでCDを取り込む際にインターネットのサーバーにアクセスして文字情報を取得するもので、収録時間と収録曲数の一致で適合するものに対して文字情報を配信するものです。お手持ちのPCでもGracenoteに登録できますが、誰でも登録できますのでオフシャルとして登録しておきたい場合は、完成品お届け後すぐに登録作業が必要となります。当店で作業を代行することも可能ですが、その場合は完成品お届け前に登録作業ができますので、お届け日がリリース日になるような場合でも安心です。
■Gracenote登録代行手数料…1CDにつき¥2,500
マスターディスクをお送りいただく際の手順・注意事項
マスターディスクをお送りいただく際は、必ずエアーパッキン(プチプチ)等の緩衝材で保護して、なるべく追跡可能な方法でお送りください。(日本郵便レターパックライトなど)また輸送中の振動によってディスクの留め具が外れることがありますので、マスキングテープなどで動かないようにしていただければより安全です。サブとして2枚お送りいただくほうが安全ですが、必須ではありませんので任意で結構です。
お送りいただいたマスターディスクの取り扱いについて
お送りいただいたマスターディスクは特にご指示の無い場合は返却しません。(復元不能な状態にしてから適切に破棄します)ご返却を希望される場合は必ずお申し込み時にご指示をお願い致します。この段階でご指示のない場合はいかなるご事情でも返却できません。
■マスター返却手数料…¥2,750
↓ここからはPMCD(CD-Extraを含む)で音源マスターをご入稿いただく方向けです。
CD-Rの作成時の注意点について
ライティングソフトの設定で、書き込み方式をディスクアットワンス(セッションを閉じる)に設定してください。トラックアットワンスでは受け入れ出来ません。また、マスター用に使用するCD-Rは、極力書き込みエラーが少なくなる様、高品質なブランクディスクを使用してください。
CD-EXTRAについて
音源とデータを1枚のディスクに収録できる「CD-EXTRA」の製造にも対応しております。あまり製造頻度は多くありませんでしたが、近年、通常のCDとは別に数曲だけハイレゾ音源を収録する手法として見直されております。1枚に収録CD-EXTRA(Enhanced CDと同意義)が書き込めるライティングソフトでマスターを作成してください。こちらの仕様に限り、お送りいただいたディスクをそのまま工場に納入します。CD-EXTRA対応のライティングソフトをお持ちでは無い場合、当店で作成することも可能です。音源とデータをWeb入稿などでお送りいただき、こちらで組み合わせてCD-Rに書き込みます。合わせて690MB(出来れば640MBが安全)に収まる必要がございますのでご注意ください。
■CD-EXTRA(Enhanced CD)マスター作成手数料…¥11,000
※当店で作成したマスターをお客様にご確認いただくため郵送しますので、スケジュールに余裕を持ってお申し込みください。